スタイリストが語るTOUGHERの魅力

梶 雄太(stylist)

2025/05/23

往年のアメリカンカルチャーの空気感を大切にする気鋭ブランド、TOUGHER(タッファー)。

今回は、メンズのみならずウィメンズのスタイリングも手掛け、各界からの信頼も厚い人気スタイリストの梶さんに、TOUGHERのTシャツについて語っていただきました。






TOUGHERの第一印象をお聞かせください。

「生地が厚くてガッシリとしていて、文字通り、まさに“タフ”だなといった印象を持ちました。昨今、本国生産のプロダクトが減少する中でアメリカ製なのも良いですよね。パッケージ入りなのもポイント高いです」




ー 今回、2種類の
TOUGHERを取り入れたスタイリングをしていただきましたが、それぞれのコーディネートのポイントを教えてください。

【BREA S/S TEE】 ¥7,700-(税込)
「定番のブレアTシャツは、ライトに色落ちしたデニムパンツにスエードのデザートブーツを合わせて、カジュアルながらもちょっとキレイ目に見えるように意識しました。いつも通りのシンプルなコーディネイトですが、TOUGHERは一枚で着てもサマになる存在感がありますね」



BREA HOCKEY TEE】 ¥10,780-(税込)
「ホッケーTシャツの方は、ブラックデニムとホワイトのローテクスニーカーを合わせてモノトーン系でまとめてみました。こちらは肘が隠れるくらい袖丈が長めで、胸に切り替えがあったり、シンプルながらも個性的なディテールが魅力かと思います」


TOUGHERを実際に着用してみての印象はいかがでしょうか。

「上質なアメリカ綿を使ったり、希少な機械で編んだりなど、随所にこだわりも見受けられるのですが、僕にとっては逆に良い意味で計算されていないような、これぞアメリカといったラフな雰囲気が感じられて良かったです。肌触りが良くてシルエットも余裕があって、とても着やすいですね」


ー 梶さんに縫製工場などの写真も見ていただきました。

「工場など普段目にすることのない生産背景なんかを改めて知ると、モノに対する見方が変わるというか、より愛着が湧きますよね」





ー 自身のファッションに対するこだわりや、気をつけていることなどがあれば教えてください。

「昔からトレンドなどはさほど気にするタイプではないので、着たいものを素直に着ています。特に着飾らなくても、自然と自分らしさがにじみ出ている良いかなと思っています」


ー スタイリングの仕事に対するこだわりや、気をつけていることなどがあれば教えてください。

「これも自分のスタイルと基本的には同じ考えなのですが、無理なく、ありのままを大切にしています。それでも以前とは似たようなものにならないように、どこか新しい今の気分を体現できるような努力はしているつもりです




長年、スタイリストとして第一線で活躍し、さまざまなモノを見てきた梶さんは常に自然体を意識……いや、意識していないからこその自然体。そんな方にもTOUGHERは気に入っていただけたようです。

 

 

profile
梶 雄太/スタイリスト
東京都生まれ。1998年よりスタイリストとして始動。雑誌や広告、ブランドディレクションのほか、FC東京のヴィジュアルを手がけるなど幅広く活躍。自身が編集長を務めるマガジン『編集長』では、小説執筆や対談のホストなど縦横無尽に活動中。